夜間営業をしている店舗などでの集客に効果的なサインとしてあげられるのが、電飾看板です。そのため、この効果を期待して導入を考えている方も多いでしょう。しかしこの電飾看板、導入する上でかかる費用は決して安くはありません。
そこで電飾看板の中古品を探したり、場合によっては自作したりすることを考える方もいるかもしれませんね。とはいえ中古品で大丈夫なのか、そもそも自作することはできるのかなど、不安な点も多くあるはず。そこで本記事では、そんな電飾看板の中古品また自作について、これらの選択肢を取る上で気になる情報をまとめてご紹介していきます。
1.中古品の電飾看板はコストを抑えられるが…
まずここでは、電飾看板の中古品について触れていきます。なお結論からいうと、電飾看板の導入においてかかる費用を抑えたいというのであれば、この選択肢は正解といえるでしょう。
というのも、当然中古品なので新品と比較すると安いのです。ではどれほど安いのか、以下の表で確認してみましょう。
中古品 | 新品 | |
商品A | 28,380円 | 59,840円 |
商品B | 25,300円 | 39,270円 |
商品C | 38,280円 | 49,210円 |
※当サイトの調べの価格です。条件:電飾スタンド看板、約500mm(横)×約1,400mm(高)、蛍光灯、消費税込み。
上記の表から、中古品の方が新品よりも約10,000円も安いことがわかりますね。そのためとりあえず安く電飾看板を導入したいという方は、中古品の購入を考えるのもよいでしょう。
しかし電飾看板の中古品は確かに導入費用を安く抑えることはできますが、いくつか頭に入れておきたい注意点があります。
中古品だからこそこんな注意点も
電飾看板の中古品は、確かに新品よりも安く購入することはできます。しかしその反面、以下のような注意点があるのです。
使用感や汚れがある
破損している
保証がない
使用環境のサイズにあわない
中古品というのは、当然一回誰かが使用したものです。これが売却され、そして販売されているというものになります。
そのため、状態が新品よりも悪いことが多いです。少し使用感があったり汚れがあったりすることもあるでしょう。なおなかには、大きく破損しているということもあるかもしれません。よって電飾看板の中古品を購入する際は、その状態についてしっかりと確認することが大切となります。
また新品と大きく異なる点としては、保証がないということもあげられるでしょう。ただこのことは、電飾看板の中古品すべてに当てはまるというわけではありません。なかには保証の対象となっているものもあります。そのため保証対象のものがよいというのであれば、この点もあわせてしっかりと購入時に確認することが大切となるのです。
さらに電飾看板の中古品は、多くの場合でインターネット上にて売買がされています。そのため、そのサイズの確認ということが非常に大切となります。購入したのに実際に使用することを考えていた場所に大きさがあわないとなっては、非常にもったいないです。そのため電飾看板を中古品で導入することを考えているのであれば、この点も十分に気をつける必要があります。
このように、電飾看板を中古品で導入する上ではいくつか注意点があるのです。そのためこれを検討しているという場合は、上記の内容をしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
2.電飾看板のDIY・作り方
さて電飾看板を中古品で導入する上での注意点について知ったところで、やっぱりこれを購入するのはやめようと思われた方もいるのではないでしょうか。そこで次に、ここからは電飾看板の自作についてご紹介していきます。
なお、そもそも電飾看板を自作することはできるのかということが気になっている方もいるかもしれませんね。結論からいうと、これは可能です。
早速以下で、電飾看板のDIYでの作り方を確認してみましょう。
電飾看板本体を用意
電飾看板の作り方ですが、そもそもまずはこの本体を用意するところからがスタートとなります。後述でもご紹介しますが電飾看板には大きく、スタンド看板と袖看板(突き出し看板)、そして壁面看板(ファサード看板)という種類があるので、まずはこのなかから希望のものを選びましょう。
なおスタンド看板に関しては以下のように種類があるため、どちらかを選ぶことになります。
面板に出力したデザインを貼るタイプ
→長期使用に向いている
ポスターを入れ替えてデザインを表示させるタイプ
→頻繁に表示面を変える上で向いている
ちなみに、そもそも電飾看板の本体から作ろうと考えている方もいるかもしれませんね。こちらに関しては、一切できないというわけではありません。
電飾看板ということで光を透過させる素材、例えばアクリル板などを使用することで本体から作ることも可能です。しかし当然これ以外にも蛍光灯やLEDといった電飾そのもの、また切断工具や接着工具なども必要となります。
そして電飾看板ということから、製作する上では電気を取り扱うこともあるでしょう。そのため危険が伴うことも考えられます。こういったことから、最初から電飾看板を自作するくらいならば、専門の業者へ依頼することがおすすめです。
専門の業者であれば、しっかりとした電飾看板の製作はもちろん作業も安全におこなってくれるでしょう。なお電飾看板の製作を依頼したいという際には、【看板110番】へご相談ください。【看板110番】であれば、電飾看板自体の製作はもちろんデザインの作成、さらには取付施工までまとめて対応することが可能です。
表示面を製作する
少し話がそれましたので、電飾看板の自作における作り方について再度見ていきましょう。
電飾看板本体の用意ができたら次にデザインを作成して、これを出力して実際の表示面の製作工程に移ります。なお電飾看板の表示面の製作方法は、大きく以下の3種類です。
電飾フィルム(バックライトフィルム)を貼る
電飾フィルム(バックライトフィルム)を差し込む
カッティングシート(マーキングシート)を貼る
電飾看板の表示面の製作方法で多く採用されるのが、電飾フィルムを貼るというもの。電飾フィルムとは電飾看板専用のもので、光を透過させることができるため表示面全体をしっかりと明るくすることができます。
なお先ほど電飾看板本体を用意するというところでも触れましたが、スタンド看板というタイプにはポスターを入れ替えてデザインを表示させるものもありましたね。電飾フィルムには糊がついているものとついていないものがあるため、この場合は後者を使用することになります。
またカッティングシートに関しても、電飾フィルムのように面板に貼って使用するというものです。なおこれは切り文字と呼ばれるもので、すでに色がついているものにデザイン部分を切り抜いたり、デザイン以外の部分を切り抜いたりして貼るという方法で使用します。
一般的にカッティングシートには透過させられるものが少なく、そのため切った後に面板の見えている部分が明るく光らせることができるものです。よって、デザインの文字だけを明るく光らせるといった表示面にすることができます。
なお実際に貼るという作業をおこなう際には、まずは糊のついている部分を少し水で濡らしてください。ちなみにこの水に洗剤を少量加えておくことで、貼ってからの微調整をおこないやすくなります。そしてその後は、位置がずれないように慎重に貼るだけです。
ただ貼るときには、スピーディーにおこなうことがコツとなります。というのもゆっくりやっていると、貼る面にホコリやゴミなどが入ってしまい、仕上がりがきれいにならないことがあるため。そのため慎重にではありますが、できるだけ素早く作業をおこなうようにしましょう。
その後は、乾燥するのを待つだけとなります。そして乾燥したら、電飾看板を組み立てて設置をすれば、完了です。
電飾看板を自作する際の作り方は以上です。実際にDIYで電飾看板を製作することを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
3.中古品購入・自作の前に知っておきたい電飾看板の2つのこと
ここまで電飾看板の中古品について、またDIYをしての自作についてご紹介してきましたが、じつはそれ以前に知っておきたいことがいくつかあるのです。それが、電飾看板の種類やデザインのコツ。
そもそも電飾看板の導入にあたっては、店舗などの場所を知らせたい、集客を向上させたいなどの効果を得ることを目的に設置しますよね。しかしそれらは、電飾看板の種類やデザインによって左右されるのです。
そこでここでは、そんな電飾看板の種類やデザインのコツにご紹介していきますので、事前に確認しておくようにしましょう。なおここでご紹介する内容をもっと詳しく知りたいという方は、「電飾看板は店舗に最適なサイン|価格&LEDや点滅などの電飾・設置場所ごとのタイプ&選び方・効果向上・デザインのコツを紹介」もあわせてご覧ください。
種類・効果
まず電飾看板の中古品の購入や自作をするという上では、その種類について知っておく必要があります。というのも電飾看板には種類がいくつかあり、そしてそれぞれで期待できる効果というのは異なるのです。早速以下の表で確認してみましょう。
電飾看板の種類・効果 | |
スタンド看板 |
【特徴】 店舗などの入口の前などに設置されるタイプ 【効果】 店舗のサービス内容やその料金を書くことで呼び込み効果が期待できる |
袖看板(突き出し看板) |
【特徴】 店舗やビルなどの建物の壁面から突き出すように設置されるタイプ 【効果】 壁面に垂直に設置されることから歩行者や車の進行方向から認識することが可能 よって店舗などの場所を知らせられる効果が期待できる |
壁面看板(ファサード看板) |
【特徴】 店舗の入口の上とやや高めの位置に設置されるタイプ 【効果】 比較的大きなサインとなるためその店舗の顔としての役割を果たさせることができる 何の店舗なのかを認知させられるという効果が期待できる |
電飾看板の種類はこのように、まず大きくその設置場所によってわけられます。そしてお伝えしているように、種類ごとで期待できる効果は異なるのです。
そのため電飾看板を導入するという上では、
- ・どのような場所に設置するのか
- ・どのような目的で設置するのか
- ・どのような効果を期待して設置するのか
、ということをしっかりと考えておくことが大切となります。
ちなみ電飾看板には、もうひとつ種類わけをすることのできる要素があります。それが、電飾そのものです。
電飾の種類 | |
蛍光灯 |
【特徴】 初期費用が安い反面寿命が短い 交換を定期的におこなう必要がある |
LED |
【特徴】 初期費用が高い反面寿命が長い 使用電力も小さく電気代を節約することができる 交換不要とまではいかないが蛍光灯と比較するとその頻度は少なく済む |
そもそも電飾看板というのは、内部に電飾が搭載されていることから明るく光らせられるというサインとなります。そして上記の表のように、その電飾そのものにも種類があるのです。またこのなかにはありませんが、より目立たせられる点滅電球や矢印型の電飾を外部に取り付けるというタイプのものもあります。
このように電飾看板には、設置場所と電飾においていくつか種類があるのです。そのため実際に電飾看板を導入するという前には、そもそもどれが適しているのかをしっかりと考えることが大切となります。
デザイン
電飾看板の中古品を購入する上でもDIYをして自作する上でも、デザインに関して作成することになるでしょう。そこで知っておきたいのが、効果的な電飾看板にするためのデザインのコツです。
看板というのは、基本的にはデザインに決まりはありません。しかし前述のとおり、効果的な電飾看板にするためにはデザインにおいてコツがあるのです。
そのコツが、表示面に掲載する情報量を厳選して簡潔にするということ。
そもそも看板というのは、近距離ではなく一定の距離が離れたところから見てもらうことが多いです。そのため表示面に多くの情報量が掲載されていると、ごちゃごちゃしていて伝えたい内容が確認できない可能性があります。
そのためできるだけ掲載する情報量は厳選して、簡潔な表示面にすることが大切となるのです。なお、表示面に掲載する情報としては以下のようなものがあげられます。電飾看板を自作する際には、ぜひ参考にしてみてください。
店名
ロゴ
電話番号
メニュー(看板商品のみ/すべての商品)
料金
など
その他に確認しておくべきポイント
ここまでは電飾看板そのものについての内容となっていますが、導入前には他にも確認しておきたいポイントがいくつかあります。少し話がそれますがこれも大切なことになってきますので、あわせて確認しておきましょう。
まずこの確認しておきたいこととしてあげられるのは、サイズです。このことに関しては、前述の電飾看板の中古品での導入というところでもご紹介しましたね。電飾看板をいざ導入しても、そもそも設置場所のサイズにあわないとなってはもともこもありません。そのため、サイズに関してはあらかじめしっかりと確認しておくことが大切です。なおこれは電飾看板そのものもそうですが、実際に設置する場所のサイズもあわせてチェックしておくようにしましょう。
そして電飾看板特有になりますが、電源を確保できるのかどうかということも確認ポイントとしてあげられます。当然電源とつなげることができなければ、電飾看板を明るく光らせることはできません。そのため、この点に関してもしっかりとチェックしておくようにしましょう。
4.まとめ
本記事では電飾看板の中古品の購入について、またDIYをしての自作についてご紹介してきました。中古品に関しては確かに導入費用を抑えることはできますが、その反面注意点もいくつかあるため、購入するときにはそれらをしっかり確認するようにしましょう。
また自作に関して、そもそもこれは可能で、本記事ではその作り方もご紹介してきました。そのため電飾看板の自作を考えている方は、ぜひ参考に製作をしてみてください。なお本体を最初から製作するという際には、用意するものがあったり危険を伴ったりすることもあるため、専門の業者を利用しましょう。その際には、電飾看板の製作から取付施工まで一貫して対応可能な【看板110番】をぜひご利用ください。
いずれにせよ電飾看板の導入にあたっては、そもそもどのようなものにするのかということをしっかり考えることが大切となります。本記事ではそのポイントについてご紹介しましたので、まずはそれを確認してから導入方法を考えてみましょう。