お店の集客に高い効果を発揮する看板。私たちの生活で目にする機会も多く、毎日のように新しい看板もできています。そのいくつもある看板のなかから、お店の集客につなげるためには看板を作るための正しい知識が必要でしょう。
看板は集客アップにつながる大事なポイントを踏まえて作ることや、設置する場所がとても重要です。これらの要点を抑え看板を使うことができれば、お店の売り上げにも大きく貢献することでしょう。
今回の記事では、集客効果を上げるための看板について。看板作成時のポイントや、設置する場所の注意点について解説していきます。
看板ひとつで集客率が変わる!アップのポイントとは?
看板には、人目を引くことで集客に結び付ける大きな効果があります。一方で、世間には数えきれないくらいの看板が溢れています。そのなかでいかにご自身のお店をアピールできるかが、看板には重要になってくるでしょう。
ここでは看板で集客をするうえで、欠かすことのできない看板設置のポイントを紹介していきます。
目を引くこと
看板の役割は、お店の存在や商品をアピールすることです。いくら内容の良い看板を作っても、お客様に見てもらえなければ意味がありません。
そのためには、人目を引く看板を作ることを意識しましょう。具体的には看板の配色に注意し、ほかの看板に紛れ込まないデザインや場所に看板を設置することです。これらの注意点は次の章で詳しく解説していきます。
看板を設置するときは特定の人だけでなく、不特定多数の人の目に止まり、興味をもってもらうことを考えることです。お店を知ってもらうために、まず認知してもらうことを心がけましょう。看板はそのための大事な役割を担っています。
魅力が伝わること
看板を見たときに、ただ情報が並べてあるだけではお店の魅力は伝わりません。お客様はたくさんあるお店のなかから「特別ななにか」を求めています。看板を見たときに「このお店に行ってみたいな」とお客様の興味を引き出し、魅力が伝わるような看板を作りましょう。
ご自身のお店はほかのお店と何が違うのか。看板は見てもらうだけでは意味がありません。看板を見た人がお店の魅力や、ご自身のお店とほかのお店の違いを知ってもらい、行動につなげてもらいましょう。
誘導させること
看板は、見た人が行動をしたときに初めてその役割を果たしたといえます。看板を見たときの行動とは、飲食店でいえば店舗への来店ですし、通販などであれば購入につながる注文でしょう。看板は、見た後にこうした行動に誘導させることがおもな役割です。
看板にお店のメニューや店舗の雰囲気が伝わるような場所を作りましょう。メニューや雰囲気が伝わることで、看板を見た人が具体的にお店のイメージをすることができ、来店につながりやすくなります。
設置場所を考える
看板は、ただ設置すれば人目を引くものではありません。適切な場所に設置することで、その役割を最大限に果たすことができます。看板にとっての適切な場所とは、お店のターゲット層の目に届くところに看板を設置することです。
たとえば、ドライバー向けの看板は車からも見える高さに設置し、道路沿いに設置しなければ高い効果は見込めないでしょう。歩行者に向けて訴えかけた内容の看板は、目線の高さに設置しなければ、ターゲット層とする人たちに見てもらえないかもしれません。看板は設置する場所によって、大活躍するのか無名で終わるのかが決まってしまうのです。
みんなに見てもらうことが大切。目立つ看板とは?
看板で集客をするためには、まず人に見てもらうことが第一です。看板を見てもらうことがなければお店の魅力も伝わりませんし、お店へ誘導することもできません。お店の外観やデザインも重要ですが、その前に看板をとおしてお店のことを知ってもらうことが先決でしょう。
それでは、人にたくさん見てもらえる目立つ看板とはどんなものなのでしょうか。ここでは大きく3つのポイントから、人目に触れる目立つ看板とはなにかについて紹介します。
配色に気を付けている
目立つ看板とは、まずどんなところでも目に付くように配色に気を付けているものです。看板の配色を考えるうえでは「補色」に注目するとよいでしょう。補色とはいわば対極の色を使うことで、水色と朱色などは補色の関係に当たります。
こうした補色を看板の配色に用いることで、人目を引くデザインの看板を作りやすくなります。一方、補色のみで作った看板は全体的にぼやけた印象になり、逆に目立たなくなってしまうこともあります。
インパクトを与える
看板の配色を考えたら、次は看板の差別化をしましょう。差別化とは自身のお店とほかのお店の違いをアピールすること。特徴的なメニューや売りにしている店内の雰囲気を看板にのせることで、看板を見た人のなかにインパクトの余韻を残すことです。
看板を見た人にインパクトを与えるためには、配色はもちろんデザインやなにを訴えかけたいのかを明確にすることが重要でしょう。自身のお店で一番印象に残るものを、看板にのせてアピールすることです。
また、最近話題の「インスタ映え」を狙った商品やサービスをのせることも有効でしょう。SNSでの拡散は広告の効果として侮れないものがあります。こうしたネット上での拡散を狙ってみるのもよいでしょう。
回りと同化させない
ご自身のお店の看板を「森のなかの木」にさせないことです。これまで書いてきたように、看板を目立つものにするうえで配色やデザイン、インパクトを与える要素を盛り込むことは看板作りには欠かせません。
しかし、どんなにこだわって配色を考えデザインにもこだわり抜き、万全のインパクトを与える要素を盛り込んだ看板でも、周りの看板に同化してしまっては意味がありません。
看板を設置する前に、ほかの看板はどういうものか、ご自身が設置する看板がほかの看板に紛れてしまわないかを確認するとよいでしょう。
看板といっても多種多様。どんな看板がある?
看板は集客の目的や役割によって、いくつか種類があります。代表的なものでお店の入口に設置してある「パラペット看板」や、道路沿いに設置されている「野立広告」などが挙げられます。
看板は設置する場所によって異なる役割がありますから、それぞれの看板の役割を理解しておくことでより効果的な看板の運用ができるようになるでしょう。
パラペット看板
お店の入口のうえに、大きく掲示されているのが「パラペット看板」です。パラペット看板はお店の外観の顔として、店名や屋号を表す看板です。「〇○工務店」や「○○レストラン」など、看板の代表的なイメージのある看板といえます。
壁面看板
お店の壁に大きく貼りだされた看板です。遠くからでもわかるように大きな字を使い、ロゴやキャラクターを用いたものが代表的。また、夜はライトを当てて目立つようにして使うのが効果的です。
突出看板
その名のとおり、突出看板は壁からニョキっと出ている看板です。突出看板は、おもにお店の軒先に出ていてお店の目印になります。また、いくつも店舗が入っているテナントビルでは縦長のものが多いです。突出看板は形や素材もさまざまで、デザインや素材で個性を表すこともできる看板です。
野立看板
屋外に立てる看板の総称。野立看板はおもに大きな道路沿いに立っていることが多いですが、場所によっては歩行者向けに使用しているところもあります。ドライバー向けとしては一番ポピュラーな看板の種類でしょう。
スタンド看板
おもに店頭で商品やお店のアピールをする看板です。これまで述べてきた看板は、ある程度の距離がある人に向けての効果もある一方で、スタンド式看板はお店に入るか迷っている人に向けて最期の一押しをする役割があります。とくにレストランやカフェなどの飲食店では多用される種類の看板です。
まとめ
ここまでお店への集客を助けるための看板の役割や、より人目を引くための看板の作り方について見てきました。看板には個性やお店の雰囲気を伝える一方で、まず見てもらわなければならないという側面があります。
まずは看板が集客につながるようなデザインや配色、設置場所を考えましょう。その後、自身のお店の魅力を徹底的に分解し、なにを伝えたいのかを明確にしましょう。
看板はいわばお店の広報です。自身のお店の魅力や情報を伝え興味をもってもらい、来店につなげることもできます。お店への集客を大幅にアップさせることも可能でしょう。
また、看板づくりに悩んだときは、いちど専門の業者に依頼をしてみることもひとつの方法です。ここまで記事で述べてきた看板作りのポイントや、注意点を踏まえたオリジナリティ溢れる看板を作ってもらうことができるでしょう。ぜひ検討してみてください。