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チョークアートで看板をつくろう!オシャレな看板の文字の書き方

チョークアートの書き方。コツとポイントを知って自分で作ってみよう

街中には、様々な看板が立っていますが中でもオシャレで目をひいてしまうのが、チョークアートで描かれた看板です。カフェや雑貨屋さんでは多く見かけますが、最近では居酒屋さんでも取り入れられています。手書きのため、お店の雰囲気やオーナーの性格が伝わり温かみを感じます。

しかし、あのチョークアートは、誰が書いているのでしょうか?毎日プロに頼んでいるのでしょうか?実はお店のスタッフが書いていることが多いのです。

「そんなにどこのお店も看板アートの技術を持っているのかぁ!」と感心している方、それも違います。

案外、絵もデザインも何も習ったことがないまったくの素人の方が書いていることがほとんどです。

今回はチョークアートの書き方を中心に、お店で使う看板へのポイントなどをご紹介します。チョークアートに興味がある方、お店の集客率を上げたい方はぜひご覧になってください。

チョークアートは初心者でもできる?道具と書き方の基礎

チョークアートとは、誰でも簡単に入門しやすいアートです。絵なんてヘタだから…。デザインの勉強をしたことない!そんな方でも大丈夫なのがチョークアートです。固く考えずに、まずはチョークアートとはどのようなものか見ていきましょう。

チョークアートってどんなアート?

「チョークアート」で検索をすると、様々なチョークアートが出てきます。どれもキラリと個性が光り、見ていて飽きないです。

さて、チョークアートですが、小学生のころ、先生が黒板とチョークでカツカツと字を書き、勉強を教えてもらった方も多いのではないでしょうか。

最近では黒板を使わず、ホワイトボードを使用する学校も多いので、「見たことがない!」という方もいるかもしれないので簡単に説明いたします。

黒板とは、チョークで文字を書き、何度も消すことができる黒もしくは深緑色をした板のことです。また、チョークは、基本は白ですが赤や黄色もあるので色分けすることができ、文字や絵を描くことで見やすくできます。

チョークの原料は石灰岩の一種を固めたもので、書くとポロポロ粉が落ち、手で触ると簡単に消えてしまいます。

チョークアートとは、黒板にチョークで絵を書くことです。オーストラリア発症で「看板アート」です。またこの頃では、チョークではなくマーカーやオイルパステルを使用することも多くなりました。

どちらかというと日本でのチョークアートというとオイルパステルを使用した書き方が主流になりつつあります。

まずは揃えよう。必要な道具

チョークアートを始めるには、専用の道具の準備をします。ここではオイルパステルの基本的な画材道具をご紹介します。

・オイルパステル

・黒板

・マスキングテープ

・綿棒

・仕上げスプレー

・黒鉛筆

画材屋へ行くと、揃うものばかりです。最初こそ出費が高いですが、一度揃えると何度でも使用できるので、思い切って気に入ったものを揃えてみるのもよいでしょう。

書き方の基礎。●▲■

道具が揃ったら、いよいよ書いてみましょう。しかしいきなり書くと言ってもどのように書けばよいかわかりませんね。アートなので、ご自分の思うように書くことが一番ですがオイルパステルの良さをいかした基礎となる● ▲ ■の書き方をご説明します。

・●の書き方

① まずマルを書いていきます。最初から黒板では自信がない方は、まずは紙に書いて、納得いくマルができたらトレーシングペーパーで写す方法があります。

② マルを黒板に書いたら、オイルパステルの色を選びます。色は必ず白は入れてください。そのほかは好きなからーでよいですが、必ず同系色を数本選びます。選び方は、たとえば青なら「濃い青」「普通の青」「薄い青」と濃い→薄いで選びます。

③ では着色してきましょう。まずは中心に光の当たりを表現する白をグリグリと塗ります。それから徐々に外側に向かって色が濃くなるようにします。白の周りには薄い青から始まり一番の外側には濃い青になるようにします。

④ 次は色を混ぜます。いまはまだ色と色の境目がハッキリしているので全体的に色の境目をなくします。境目に、色の薄い方の青をグルグルと円を書くように塗っていくことで境目がだんだんわからなくなります。

⑤ もっと境目をなじませるために、指を使います。指で境目をそっとやさしくなでると、色の境目が混ざり合ってぼけてきます。

⑥ 色がぼけてきたら、最後にしっかり球体にするため黒鉛筆で〇を縁取りしましょう。

・▲の書き方

① 三角錐を黒板に書きましょう。書き方は、●のときと同じくで、下書き&トレーシングメーパーを使うとキレイに書けます。

② オイルパステルの色を選びます。今回も白は必ず入れて、あとの色も同系色の濃い色・薄い色を選びます。

③ ●のときと違い、全体に基本となる色を塗ります。

④ その上から、光が当たる面に白を塗り重ねます。

⑤ 光の反対の面には影ができるので濃い色を、かぶせて塗ります。

⑥ 光と影ができたら、指でなじませ、最後にはまた黒鉛筆で縁取りしましょう。

・■の書き方

① 黒板に立方体を書きましょう。三角錐では光の面と影の面しかありませんでしたが、■の立方体では、3面あるので光の面と影の面をよく考えてください。

② オイルパステルの色を選びます。白を含め、同系色の濃い色、薄い色です。

③ ▲と同じように、まず全体的に基本色で塗り、光の当たる面は白を、影の面は濃い色をかぶせて塗ります。

④ ●▲と同様に、指で色をなじませて、最後は黒鉛筆で縁取りをしたら完成です。

以上が基本となる絵の書き方です。ポイントは2つ、

・光と影を作る

・なじませるときは指でやさしく

です。ここを抑えると、初心者でもけっこうそれなりの出来栄えになるのでおすすめです。

チョークアート。じょうずに書けるコツをご紹介

チョークアート。じょうずに書けるコツをご紹介

せっかくチョークアートで看板を作るのなら、じょうずに書きたいと思うはずです。ここでは看板として見栄えがする上手に書くためのコツをお伝えします。

〇黒板が新品のときはシーズニングをしよう

黒板が新品のときに、チョークで書くと跡が残りやすく、消しても前のが薄く残ってしまいます。それを防ぐために「シーズニング」という作業をします。チョークを黒板全体に塗るだけです。

そのあと消して、固く絞ったおしぼりで拭くと、全体的にチョークが黒板になじむので、書き直しても跡残りがしません。

〇イメージをすること

どんな看板にしたいか、伝えたいこと、描きたいこと、をイメージしましょう。そのためには黒板と同じ大きさの紙や、もしくはパソコンで出来上がりの想像図を書いて文字の大きさや、絵の位置など確認してみることがおすすめです。

〇フォントにこだわってみよう

看板には伝えたいことをわかりやすくするため、絵だらけよりも文字に力を入れているほうが見やすかったりします。文字といってもネットで調べるといろいろなフォントがあるので、看板やお店に合うようなフォントをマネして書くと、他よりも変化が出てオシャレに見えます。

〇ときにはステンシルを使ってみよう

手書きだけでは、どうしても複雑な模様や絵は書くのが難しいです。そんなときはステンシルを使うと簡単です。パソコンで印刷をして、紙を切り抜けばステンシルの完成です。

お店の看板に使いたい!集客につながるポイントとは

チョークアートを上手に利用して、看板を作ると集客率にもつながります。そもそも看板がないと、「なんのお店?」「何が売っているの?」「このお店を利用すると何かいいことあるの?」となり、素通りしていきます。そういったお客さんの疑問に答えるような、なおかつ「ここいいかも!」と興味をひくような看板作りが必要です。

たくさんのお客さんに来てほしいのなら、看板にお店のアピールポイントを載せましょう。具体的にどのような書き方が、集客率につながるのかを解説します。

〇キャチコピーは目立つように

一番伝えたいこと、知ってほしい情報は一番目立つように書きましょう。カラフルに、ときには「!」など記号を使うのも効果的です。

〇インパクトのある言葉をチョイス

道を歩く人はゆっくり立ち止まって看板を読むわけではないので、ダラダラとお店の説明や、商品情報を書かれていても意味がありません。パッと見たときにすぐ目に入り込むようなひとことでお客さんの心をつかむのです。

「限定!」「今日だけ!」「半額!」このような言葉があると、人はなんだかお得感があるような気がして興味を持ちます。

〇写真やイラストを貼り付ける

レストランなら、料理の写真や食材にイラストがあると、お客さんもイメージしやすくお店に入りやすくなります。「シャフのきまぐれサラダ」「〇〇仕立ての地中海風」などと気取ったネーミングはオシャレですが、結局何が使われて、どんな料理?とわかりにくいため、実際の写真があると安心します。

手書き看板だからこそ伝わる魅力!

手書き看板だからこそ伝わる魅力!

看板でもいろいろな種類がある中で、チョークアートという手書き看板だからこその魅力があります。手書き看板は、すぐに消せて新しく書けるため、看板として低コストです。

毎日、違うことを書けるためその日その日、アピールできることを更新できます。毎日同じ道を通るお客さんにも、親しみをもってもらえることが多いでしょう。

しかし手書き看板にもちょっと心配な面もあります。それはチョークアートの最大の敵である雨です。すぐ消せることがメリットでもありますが、消えてほしくないときに消えてしまうのはとても困ります。

雨でもはじくような保護スプレーもありますが、チョークアートは雨や水に弱いということは注意しなければいけません。

どうしても消えては困るときは、きちんとした看板を立てることも必要です。看板のプロは、お店のコンセプトに合うようなデザインやサイズなど提案してくれます。豊富な知識とこれまでの実績で、お客さんの集客率アップができそうな看板作りもしてくれます。

ご自分で作る手書き看板もよいですが、プロによる看板も考えてみてください。

まとめ

チョークアートの世界に触れて、興味がわいたでしょうか?チョークアートの一番大切なことは、楽しんで書くことです。はじめはなかなか思うような看板にならないかもしれません。しかし、何度も書くことで必ず上達します。

チョークアートは自分の言葉と文字で多くの人に使えられる、一方通行のお手紙です。それを受け取ったお客さんからよい反応をもらえるととてもうれしいですね。

ご自分のお店を多くの人に知ってもらいたい、来てほしい、と思ったら看板にありったけの思いを込めて書いてください。そして、どうしても行き詰ったときはプロに相談をしてみることも考えてみましょう。