街中を歩いているとさまざまな看板を目にします。看板がオシャレなあまり、予定ではなかったが気になって立ち寄ったという経験がある方もいるのではないでしょうか。集客をしたいお店にとって、看板は欠かせない存在です。
経営店は、看板一つで集客が左右されることもあります。看板を設置したいけど…自分で作れるの?誰かに頼むべきなの?と悩んでいる方もいるかもしれません。
この記事では、自分で木製の看板を作るための作業方法をご紹介します。看板の土台にはさまざまなものがありますが、今回は木製の看板について紹介していきます。木製の看板は、自分でも作成することができるのです。
自分で作成することで、他人に頼むより自分の理想を追求できるので完成後の満足度も高くなるでしょう。また、手間と時間をかけたものなので愛着も沸き看板に誇りを持てるかもしれません。
木製看板を自作する準備をしよう
まずは、看板のイメージを作りましょう。コンピューターで作成してもいいですし、手書きで作成しても大丈夫です。完成のイメージを膨らませることで、失敗しにくくすることができます。
完成度を上げるためには、作業前の下準備がとても大切なのです。看板のイメージを作り上げることができたら、作業するための準備をします。
木材の準備
使用する木材を準備しましょう。木材はホームセンターなどで販売されています。ケヤキ、スギ、ヒノキ、クス…などと木材にもさまざまな種類があります。土台に使う木材は特に慎重に選びましょう。
木材の大きさにも気をつけます。事前に考えたデザインがきちんと収まるものを選ぶことが大切です。
予定より大きい場合は切り取ることができるのですが、小さい場合は他の木材とくっつける作業が必要になり手間がかかってしまいます。不安な方は、少し大きめの木材を選んでおくと安心でしょう。
また、文字を切り取るための木材は、程よい大きさのものを選ぶと作業しやすいです。小さすぎてもすぐに利用できる部分がなくなってしまいますし、大きすぎても作業しにくいのでバランスが大切です。
加工する道具の準備
作業する際に必要な道具を用意しましょう。
木材に文字を入れるには、土台の木材に直接文字を入れる方法と、他の木材で文字を起こして土台に文字を貼りつける方法があります。どちらの方法を使って作成するかで必要な道具も異なるのです。
●他の木材を貼りつける場合
木材を切り取るために使います。しかし、切り取り部分に指を挟んでしまうと大変危険ですので、取り扱いには注意が必要です。
●土台の木材に直接文字を入れる場合
彫刻刀にはさまざまな種類がありますが、看板の大きさなどに合わせて作業のしやすいものを選ぶといいでしょう。
文字の印刷
看板に取り入れる文字を紙にプリントアウトしましょう。フォントや文字の大きさも実際の形にしておくと、のちに作業しやすくなります。以上のことを事前に準備しておくことが大切です。準備を怠ってしまうと作業の手際が悪くなってしまったり、失敗しやすくなってしまったりします。
木製看板を作ってみよう
事前の準備が終わったら、いよいよ看板を作る作業をしていきます。看板を作る作業は体に負担がかかりますし、ケガをしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
工具を使う際は、取扱説明書に目を通して正しい方法で使用してください。また、一人で行うのではなく協力してもらうと体への負担も軽減されるのでおすすめです。
木材に文字起こす
看板に記載する文字を起こしていきます。木材を切り取って土台に貼りつける場合は、事前に印刷しておいた文字をそのまま木材に書き込む方法が一番楽で失敗することが少ないです。
土台以外の木材に紙を合わせ、上から強めになぞっていくと木材に跡がつくので、切り取りの際に失敗を防ぐことができます。
木材に文字を書き込んだら、卓上糸ノコで文字を切り取って土台に貼りつけていきます。看板に直接文字を入れる場合は、土台に上記のような方法で木材に文字を入れます。
木材に文字の形の跡をつけることができたら、彫刻刀で掘っていきましょう。上記のように看板に文字を入れます。卓上糸ノコや彫刻刀を取り扱う際は、ケガをしてしまわないよう、十分注意して作業してください。
木材を加工して組み立てる
最後に他の装飾品を看板に飾りつける、看板にペイントするなどしてデザインを完成させます。デザインをすべて取り入れ作業が終わったら、看板を支柱に組み立てます。以上で一般的な看板の作成作業は終了です。
道具を用意し、手順を把握しておけば自分でも看板を作ることができてしまうのです。自分で作ることで、満足感と達成感を得ることができるでしょう。
しっかりと雨対策も
木材を取り扱うので、雨などの湿気の影響を受けないよう対策しておきましょう。比較的、看板の作成は屋外で行う方が多いため、突然雨が降ってきてしまったら困ります。
木材が濡れてしまい質も悪くなりますし、ペイント中の場合は色が染みてしまい失敗となってしまうのです。屋根のある場所で作業するなどの対策をしましょう。
また、看板の設置後も雨の影響を受けないよう作業中と同様、屋根の下などに設置するといいでしょう。防水加工をするのも、木製看板を長くきれいに保つのに効果的です。
色んな看板の作り方
看板の作り方にはさまざまな方法があります。本格的には作る必要のないケースもあるでしょう。その際は、お手軽な値段で購入できる「100円ショップ」で材料をそろえ看板を作ることができます。
工作が苦手な方や自分で作業するのは不安という方には、専門店などの業者に依頼する方法もあります。用途に合わせて制作方法を選んでみましょう。
100均でDIYして看板を作ってみよう
最近では、100円均一ショップでも便利な商品が多く販売されています。実は、100均の商品を使って看板を作成することができるのです。
以上のものを100均で購入しましょう。コルクボードに看板のデザインをしていきます。デザインが完成したら、コルクボードの裏側にフックを装着し、フックの中に園芸用品を通し固定することで看板を作ることができるのです。
専門店に看板製作を頼んでみよう
上記でご紹介した手順で作業すれば、自分でも看板を作ることができます。しかし、工作が苦手な方や規模の大きな看板を作成する場合は、看板を作成してくれる業者に依頼すると安心でしょう。
自分で作業すると体力も必要ですし、作業内容によっては体に負担がかかってしまいます。不安な方は、一度業者に相談してみるといいかもしれません。
まとめ
事前に必要なものを準備し、手順にそって作業をすれば自分でも看板を作ることができます。比較的、材料もホームセンターなどで購入できるものが多く材料の準備もしやすいのです。
失敗することなく手際よく作業するためには、事前に必要なものを用意してイメージを膨らませておくといいでしょう。
また、自分で作業する際は木材を切る道具を使用します。誤って手などを切ってしまわないように注意して取り扱いましょう。工作が苦手な方や不安な方は、業者に依頼すると安心です。一度相談してみるといいでしょう。