最近町を歩いていると、黒板を使ったおしゃれな看板を目にすることが増えてきました。看板はお店をアピールするうえでとても重要なポイントです。誰しもが見やすく、おしゃれなものを目指したいと考えることでしょう。そのような方におすすめなのが、黒板にチョークで文字やイラストを書くデザイン看板です。
今回は看板に黒板を使うときのコツをご紹介します。チョークでデザインする必要があるため、書き方にもこだわらなくてはいけません。可愛くおしゃれに書くためのコツがいくつかあるのでご紹介します。集客率を上げるためのポイントもあるのでぜひ参考にしてみてください。
チョークアートを施した看板にはこんな特徴とメリットが
チョークアートとは、その名のとおり黒板にチョークを使って文字やイラストを書いてデザインすることです。町で見かけることの多い看板もチョークアートのひとつになります。
おしゃれなカフェなどでよく使用されていますが、この看板にはどのような特徴があるのでしょうか?メリットともにご紹介していきます。
独特な雰囲気を出すことができる
黒板に文字を書くときはもちろん手書きになります。書き手によってデザインや特徴が異なり、個性的な看板を生み出すことができるのです。機械で作る看板にはない、独特な雰囲気もこのような理由から感じることができるのではないでしょうか。
オリジナリティを出すことで、他にはない目立つ看板を作ることもできます。カラーチョークを使えば、イラストを書くことも簡単です。このような手間を加えることで、お客様から親しみを感じやすい看板を作ることができるでしょう。
簡単に書き足しや書き直しができる
日替わりメニューなどがあるお店であれば、毎日メニューを書き直さなくてはいけません。しかし黒板であれば簡単に文字を消すことができるので、どのような変更にも対応することができます。
メニューの宣伝だけでなく、コラムや挨拶を書くことでお客様とのコミュニケーションを取ることも可能です。実際に取り入れているお店もあるので、気になる方はぜひお試しください。
コストパフォーマンスが優れている
黒板に必要な費用は黒板代とチョーク代のみであるため、比較的安価で導入することができます。通常の看板であれば、看板製作費からデザイン料などが必要になりますが、黒板であればすべて自分で対応することが可能です。
さらにメンテナンス費もかかるため、必要経費は黒板と比べものになりません。初期費用が安く、コストパフォーマンスにも優れているので、少しでも安くおしゃれな看板を作りたいという方は検討してみてもよいでしょう。
可愛くおしゃれに書くためには…? 7つのコツをご紹介
せっかく作るのであれば少しでも可愛くおしゃれなものにしたいと考えることでしょう。文字とイラストを書いてしまえばおしまいではありますが、看板に黒板を使うときのコツを知ることで、より満足のいくものを作ることができるはずです。知っておくとよいコツが7つあるのでご紹介します。
コツ① 新品のチョークボードをシーズニングする
買ってきたばかりのボードにいきなり文字やイラストを書いてしまうと、跡が消えなくなるので注意しなくてはいけません。そのような状態になるのを防ぐためには、まずチョークを黒板全体にこすりつけるように塗りつぶし、黒板消しで拭き取ってください。
その後、固く絞った布で水拭きをするようにしましょう。こうすることでチョークが馴染み、消え残りが起こりにくくなります。書き味もなめらかになるため、試してみるとよいでしょう。
コツ② 紙でイメージする
どのような言葉を書くか、バランスはどうしようか、などをまず紙に書き事前にイメージしておくのもポイントのひとつです。黒板と同じ大きさの紙を用意しておくとよりイメージしやすくなります。
コツ③ 全体のバランスをとる
配置するうえで重要なのが、「垂直」「水平」「センター」のバランスです。これらを意識しておくことで端正な印象を与えることができます。水準器や三角定規を使うことで、より正確にデザインすることができるでしょう。
コツ④ フォントの種類を見ておく
看板に書く文字のフォントにもこだわりを見せるとよいです。フォントを意識するだけでもかなり変化が見られます。おしゃれなものもたくさんあるので、お好みのものを探してみてもよいかもしれません。お店のイメージに合うフォントがどこかにあるはずです。
コツ⑤ 筆記具の選び方
文字を書く筆記具の種類も豊富にあるため、自分のイメージに合った使いやすいものを選ばなくてはいけません。その中でも一番扱いやすいのは昔懐かしのチョークと言われています。手書き特有の少しかすれた質感の文字を書くことができ、細かな書き込みも可能です。
本格的なイラストを書きたいという方にはオイルパステルがおすすめです。混色で書くことができるため、イラストの幅が広がります。しかし、一度書いてしまえば消すことができなくなるため、メニューなどの書き変えが必要な箇所には使わない方がよいかもしれません。
コツ⑥ 難しい文字やイラストを書きたいときはステンシルを
手書きで書く以上、難しいフォントやシルエットのイラストが出てくることでしょう。そのような場合は、黒板にではなく紙に書き、それをステンシル方式で書くとよいです。パソコンから出力した写真なども使うことで、豊富な種類のイラストを書くことができます。
コツ⑦ 書き間違えたときの対処法
書き間違えてしまったときは濡らした布を使うとよいです。消したい箇所ピンポイントに粉を残さず、きれいに拭き取ることができます。さらに細かいミスを修正したいときは綿棒を使ってみてください。はみ出してしまった気になる部分もきれいにすることができるはずです。
集客率を上げるためのポイント
可愛くおしゃれに書くコツをご紹介してきましたが、やはり気になるのは集客率の問題でしょう。看板を効果的に使用することで、集客率の向上が望めます。なにを書けばよいのか分からないという方は、以下の項目を参考にデザインしてみてください。
●店舗名と営業時間
●文字は基本的に白色で書く
●フォントのサイズで強弱をつける
●あまり多くの色を使いすぎない
●強調したい部分は丸や四角で囲ってグループ分けする
●写真やイラストを適度に使う
これ以外にも、PRしたいことはしっかりと分かりやすく書くことも重要なポイントになります。お客様が見たら興味を惹くような演出を盛り込むことで、より関心を持ってもらうことができるはずです。
しかし、個性を出そうとするだけでは内容の薄い看板になってしまう恐れがあります。そうならないためにも、伝えたいことを絞り、価格や下げ額などをはっきりと書くようにしましょう。
イラストを効果的に使うことで、遠くからでも商品の宣伝をすることもできます。鮮やかで明るい印象を与えることができるので、お店のイメージも上がるはずです。自分で書くことが難しいという方はメニューの写真を切り貼りしてもよいかもしれません。看板を効果的に使うことで、視覚的にメニューやサービス内容を伝えることができます。
雨には要注意!その対策とは?
屋外に看板を置きたいとお考えの方は雨に注意が必要です。雨に濡れてしまうと看板の劣化が早まり、色落ちしてしまいます。せっかくデザインした看板がそのような状態に陥ってしまうのはとても残念なことです。
しかし、お店の顔である看板がなければ、店が閉まっているのか?と思われてしまいます。そのような印象を持たれてしまうと客足が遠のいてしまうかもしれません。
なるべく雨の日は店先に出すのは避けるべきですが、どうしても置きたいという方にはレインカバーを設置することをおすすめします。看板専用のレインカバーも販売されておいるため、しっかりと納めることが可能です。固定用の紐もついているので風で飛ばされるような心配もありません。
それでも完ぺきに雨をしのげるという訳ではありません。小雨のときや数時間ほど使いたい場合には効果的ですが、一時しのぎでしかありません。看板を少しでも長く使いたいという方は、やはり屋内に避難させるべきでしょう。大切な看板を守るためにも、丁寧に扱うのがポイントです。
まとめ
今回は看板に黒板を使うときのコツをご紹介してきました。黒板とチョークを使うことで、個性的な看板を作ることができます。コストパフォーマンスもよく、使い勝手もいいので気になる方はぜひお試しください。
7つのコツを意識することで可愛くおしゃれな看板を作ることができるでしょう。デザインはもちろん、集客率を上げるためにもポイントをしっかりと抑えておくとよいです。今回ご紹介したポイントとコツを意識し、オリジナリティあふれる自慢の看板を作ってみてください。