おしゃれな看板を作りたいと思っていても実際に作れる人は少ないでしょう。しかし、ある程度ポイントおさえて作ればおしゃれな看板が作れます。
今回は、おしゃれな看板を作りたいと考えている人のために、重要なポイントをまとめてみましたので、素敵な看板づくりの役立ててください。
看板を設置する目的と現状
今や街の中にあふれている看板。看板の目的とは何なのでしょうか?お店の位置を示しお客様を店へ誘導する。そして、消費へと促す。そういった目的があるかと思われます。その目的を果たすためには、まずは看板に気づいてもらう必要かあります。
あふれる看板の中に埋もれないためにも、人の目につく看板。
つまりおしゃれでかっこいいと思われる看板で、他と差別化を図る必要があります。
おしゃれな看板の作り方
まず、おしゃれな看板と聞くとどんな看板を思いだしますか?どんな看板だと自然に視線がいきますか?いかに人の視線を集めるか、人々を引きつけるかが看板製作において重要です。そのためには2つのポイントを押さる必要があります。
・看板の配色の選び方
配色には、色の3属性といって色相、明度、彩度があり、そのバランスで色が人に与える印象が大きく変わります。文字の強弱や、暖かさや寒さなどといったものも人に与える配色。一言におしゃれな看板といっても、ポップに作るかかっこよく作るかで選ぶ配色も変わってきます。どんな雰囲気を看板から出したいのかを考えてから配色を決めるとよいです。
まず、メインとなる配色を選びます。何系の色の看板を作りたいのかを一番に考えて、そこからベースとなる色とサブカラーを選びます。そして、最後にアクセントとなる色を決めます。
メインとなる色は、いわばお店の雰囲気も醸し出しているため、メインの配色=お店のイメージカラーを選ぶとよいです。
・書体の選び方と配置のバランス
書体にも、たくさんの種類がありますがどの書体を選ぶかで人に与える印象が大きく変わります。大きく分けて明朝体とゴシック体どちらを使うか、太さはどうするかということが大切です。どこに設置する看板なのか、どんな人々が多く目にする看板なのかをまず考える必要があります。
ゴシック体は文字均一に太く、力強い印象を与えるので見出しなどに多く使用されています。明朝体は、横線が細く、はね、はらい、とめが表現されており、新聞などに使用されています。
書体は、お店のコンセプトや強みなどを伝えるものです。さまざまな書体がありますが、あなたの思いを伝えるためのベストな書体を選ぶとよいです。
また、書体を決めたら配置のバランスも大切です。リードと言われるサブタイトルと見出しの比率は1対1.6がベストとされています。新聞や雑誌のように見出しと本文で文字の大きさを均一にしないことで、視線の誘導を生み出すことができるのです。どのように視線を誘導したいのかを考えて、配置バランスを考えるとよいでしょう。
おしゃれな看板の種類
看板といってもたくさん種類があります。どんなアピールのための看板なのかを考えて、看板の種類を決める必要があります。
- ・店頭看板で通行人を足止めしょう!
- ・A型スタンド看板で場所を気にせずに設置しょう!
- ・黒板タイプの看板で注目度アップ!
- ・突き出し看板で他店と差をつけよう!
人々を引き寄せる看板作製のポイント
おしゃれな看板ができたら、その看板の効果をさらにアップさせる3つのポイントがあります。
・位置を示すためのポイント
1.店への誘導する看板には余裕を持って気づいてもらえるか
運転をしているときや歩いているときに看板を見つけても、すぐには入れません。見つけたときには通り過ぎていまっている場合もあります。お店の位置をいち早く伝える、そのことが重要なのです。実際に看板を設置したら、どれぐらい距離があれば余裕で気づいて入ってきてもらえるかを図ってみるといいでしょう。
2.進行方向に対して直角に設置する
ドライバーや歩いている人々はまっすぐ前を向いています。そのため、突き出し看板など進行方向にある視線の目線に看板を設置すると効果的です。通行人の視線を考えることを忘れないようにしましょう。
3.店名だけでなく業態もいち早く認識してもらう
よくお店の名前だけ書いてあり、何のお店なのかわからないということがあります。また、英語表記だと認識に時間がかかるのでカナも必要です。かっこよくしたいという気持ちはわかりますが、まずは認識をしてもらうことが大切なのでお店の名前と何のお店なのか、すぐわかる大きな文字を使用すると効果的です。
・魅力を感じてもらうためのポイント
1.配色と写真を効果的に使用する
どういう色を使用するかで、人々に与える印象も変わるので重要なポイントです。色事体がすでにメッセージになっているのです。また、写真を使用することでイメージをよりはっきりさせたものにできます。お店の雰囲気やどんな人をターゲットにしているのかもわかる写真を使用すれば、ターゲット層に強い効果を果たします。
また、食材などの写真を使用する時には鮮明でおいしそうと感じ出しているかもポイントです。
どんなに高い肉でも、黒くくすんでいたら食べたいという食欲もなくなってしまいます。看板自体が汚れてしまったりした場合も同じです。色あせた看板など論外です。色あせた看板は、お店のイメージもダウンさせますのでしっかり管理が必要です。
2.看板に詰め込みすぎない
看板にたくさんアピールしたいことを書きたい気持ちはよくわかりますが、詰め込みすぎて何を一番に伝えたいのかわからなくなってしまっては残念です。しっかり、どんな情報を伝えたいのか。お店の魅力を整理してから看板に記入すると効果的です。
3.お店の魅力を明白に
お店の魅力を表現するには、そんなコンセプトをもとにどんなターゲット層を獲得したいのかを明白にすることが重要です。それを明白にしていないと、どんな派手な看板を作っても効果はありません。しっかり、働いているメンバーもお店の魅力を理解していることが大切です。
・実際に入店へつなげるポイント
1.矢印をうまく使用しょう
店の入り口分かりやすい路面店に比べ、繁華街で入り口が分かりにくい店舗や地下やビルの2階以上のお店なのでは、お店へ誘導することが大切です。そして、そのときに一番効果的なのは矢印です。角度のない矢印よりも、少し角度をつけた矢印のほうが視線を集めやすいため、角度のある矢印を使用すると効果がアップする。
2.店舗の入り口は明るく
どんなにお店でも、入り口が暗いと入りにくいなあと思ったことはないでしょうか?特に初めてのお店だと、入っていいのか不安になりますよね。そのため、看板に証明を使用したりすることで明るくなり、写真などもさらに効果を持つでしょう。
まとめ
人の視線を集めるおしゃれな看板をつくるにおいて、たくさんのポイントがでてきました。これらをうまく活用して、人々に伝えたいあなたの思いを看板にしてみてはいかがでしょうか?何を伝えたいのか、どんなイメージを与えたいのか。
配色や書体を決め、どこに置くと効果的なのかも考えて看板の種類を決める。あなたの伝えたい思いがはっきりしていれば、看板にもその効果ははっきりでるでしょう。さあ、あなたはどんな看板を作りますか?