スポーツの試合での応援や宣伝広告として使用するツールに、横断幕・懸垂幕と呼ばれるものがあります。なお実際にこれらを製作する場合は、業者に依頼することになるでしょう。そこで、横断幕・懸垂幕の価格はいくらくらいなのか、という点が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、そんな横断幕・懸垂幕の価格についてご紹介していきます。また、価格を安く済ませるコツや横断幕・懸垂幕を選ぶときのポイントについても触れていくので、注文を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
なお、そもそも懸垂幕がどのようなものなのかわからない、という方は「懸垂幕(垂れ幕)とは|横断幕(横幕)やのぼりとは何が違う?選び方・価格・デザインのコツなどを紹介」を先にチェックしてみましょう。懸垂幕の概要についてはもちろん横断幕との違いなどについても触れているので、ぜひあわせてご覧ください。
目次
1.横断幕・懸垂幕の価格|料金は生地素材・サイズで決まる!
それでは早速、横断幕・懸垂幕の価格を見ていきましょう。
なおこれらの価格は、大きく生地素材とサイズによって決まります。そのため生地素材別、そしてサイズ別に横断幕・懸垂幕の価格をご紹介していきます。
ターポリン
メッシュターポリン
トロマット
【ターポリン・メッシュターポリン】
縦/横 | ~1,200mm | ~1,800mm | ~2,400mm | ~3,600mm |
~600mm | 約5,000円 | 約5,700円 | 約7,400円 | 約10,000円 |
~1,200mm | 約7,500円 | 約9,800円 | 約12,300円 | 約17,400円 |
~2,100mm | 約15,000円 | 約18,000円 | 約23,000円 | 約33,000円 |
【トロマット】
縦/横 | ~1,200mm | ~1,800mm | ~2,400mm | ~3,600mm |
~600mm | 約4,800円 | 約5,200円 | 約6,800円 | 約9,700円 |
~1,200mm | 約7,600円 | 約8,900円 | 約11,000円 | 約15,000円 |
~2,100mm | 約14,500円 | 約16,500円 | 約20,500円 | 約29,800円 |
※上記の表は当サイト調べによる10の業者の平均価格です(条件:デザイン費用別・ハトメ加工などの基本仕様あり)。
※上記の表の価格には設置費用は含まれていません。高所へ設置する場合、足場や高所作業車などが必要になり、別途料金が発生します。
横断幕・懸垂幕の価格は上記の表のようになります。
なお横断幕・懸垂幕を製作したら、当然設置をすることになるでしょう。しかし、上記の表にはその設置費用は含まれていないため、注意が必要です。というのも、設置費用によって横断幕・懸垂幕の価格は大きく変動することがあるため。
場合によっては、この設置費用には数万円かかることもあるのです。多くの業者において、基本的にはこの設置費用は含まれていない表記となっています。そのため、この設置費用のことも忘れないようにしましょう。
ちなみに当サイトの看板110番では、この設置費用を含めて横断幕・懸垂幕の製作を税込28,400円からという価格でご依頼をいただくことが可能です。製作~設置までまとめて対応可能である上にリーズナブルな価格となっているため、高所への設置を検討している、などの場合は当サイトの看板110番をご利用いただくことがおすすめですよ。
2.横断幕・懸垂幕で使用される生地素材
前述の横断幕・懸垂幕の価格においては、ターポリン・メッシュターポリン・トロマットという3種類を例にあげました。なお横断幕・懸垂幕で使用される生地素材は、他にも種類があるのです。
そこでここではそんな生地素材について、それぞれ特徴やメリット・デメリットを一挙ご紹介していきます。横断幕・懸垂幕の価格について検討する上ではもちろん、どのようなものを製作するのかということにも大きく関わってくるので、しっかり確認しておきましょう。
ターポリン→幕に代表的な生地素材
ターポリンは、横断幕・懸垂幕で使用される生地素材として一般的なものとなります。これは、ポリエステル製の布を合成樹脂で挟んである、塩化ビニール製の生地素材です。
ターポリンの大きな特徴としては、丈夫である、ということがあげられます。この生地素材は、じつはテントなどに使用されることもあるのです。そのため雨風に強く、場所を問わず使用することができます。よって屋内はもちろん、屋外でもしっかりと使用することが可能なのです。
メッシュターポリン→風の強い屋外に最適
ターポリンと同じ生地素材のものとして、メッシュターポリンがあげられます。これは名前のとおり、ターポリンに無数の穴があけられてメッシュになっている、というものです。
これによってどのような効果があるのかというと、風の影響を受けにくい、ということがあげられます。そのため、風が強い場所で使用する、といった場合などにはおすすめの生地素材です。
ただしメッシュであるため、遠くからの視認に関してはさほど問題はありませんが、どうしても通常のターポリンと比較すると見えにくい、というデメリットがあります。そのため、小さな文字を印刷したり近い距離で視認してもらうことを目的としたりする場合には、少々注意が必要です。
なおターポリンと同じ生地素材ということもあり、価格はほとんど同じとなります。
トロマット→屋外よりは屋内向き
トロマットはポリエステル100%で、名前のとおり質感がマットな生地素材です。
そんなトロマットは、発色がよい、という特徴を持っています。そしてこれに加えて、非常に軽い、という特徴もあることから、風になびかせて使用する、という場合に適した生地素材です。
またこの軽さによって、持ち運びがしやすい、というメリットもあげられます。ターポリンと同じくらい厚みはあるものの、折りたたみやすくシワもできにくいため、扱いやすい生地素材であるといえるでしょう。
なお、トロマットはターポリンと比較すると、価格は少々安いです。
ポンジ→のぼりでの使用が一般的
ポリエステル製のポンジは、のぼり旗に多く使用される生地素材です。そのためどのようなものなのか、イメージがしやすいのではないでしょうか。
このポンジの特徴としてはやはり、薄くて軽い、ということがあげられます。そのため、風になびかせて使用する、という場合にはおすすめです。
またこの薄さから、印刷した内容が裏から見える、という特徴もあります。そのため、両面印刷されているように見せたい、といった場合には適した生地素材といえるでしょう。
ただしデメリットとして、その耐久性があげられます。上記のとおり、ポンジは非常に薄いです。よって耐久性が低いことから、とくに屋外などで使用する場合は交換頻度が多くなってしまうため、この点は頭に入れておくようにしましょう。
またこのような特徴を持っていることから、価格は安くなっています。
ツイル→高級感を演出
ツイルは布系の生地素材です。この生地素材は、社旗や団旗などに多く使用されます。
そんなツイルの特徴は、高級感を表現できる、という点。というのも、ツイルは発色がよいことに加え、やわらかな光沢感があるのです。また前述のポンジと比較すると厚みがあるため、問題なく屋外で使用できる耐久性も兼ね備えています。
上記のようにメリットの多いツイルですが、ポンジに比べて価格が2倍ほど、またターポリンと比較しても高くなってしまうという点には注意が必要です。
トロピカル→屋外・屋内問わず使用できる
トロピカルはポリエステル製で、トロマットよりも薄く、しかしポンジよりはやや厚みのある生地素材です。なおポンジよりも2倍ほどの太さの糸で作られていることから、一定の強度があります。
そのため、問題なく屋外で使用することが可能です。またこのことから、横断幕・懸垂幕においてよく使用される生地素材のひとつでもあります。さらに、ターポリンより軽く持ち運びがしやすいため、バランスの取れた生地素材といえるでしょう。
ただしターポリンほどの強度はないため、この点には注意が必要です。そのため、長期的に横断幕・懸垂幕として常設して使用する、という場合にはあまり向いていないといえます。ちなみに、価格に関してはターポリンと比較すると安いです。
生地素材の加工・厚みで料金は変わる
ここまでで横断幕・懸垂幕の生地素材について、さまざまな種類を見てきました。それぞれに特徴があり、また料金も異なるため、製作・注文する際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、ひとつここで補足があります。それが、生地素材のなかでもさらに横断幕・懸垂幕の価格が変動することがあるということ。
というのも、設置環境によっては生地素材に防炎加工を施したいということもあるでしょう。このように生地素材そのものに加工を施すとなると、もちろんその分料金は高くなります。また、生地素材の厚みを変えるという際にもこれはいえることです。
上記のように生地素材ひとつをとっても、横断幕・懸垂幕の価格というのは変動することがあります。そのため、このことはしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
3.オリジナルデザイン・加工も料金が変わるポイント
横断幕・懸垂幕の価格というのは、生地素材やサイズ、また設置などの要素によって変動します。なお、じつは他にも料金が変わることになる要素はあるのです。
それが、オリジナルデザインと加工。ここでは、これらの要素について確認していきましょう。
オリジナルデザイン
横断幕・懸垂幕を製作する上では、当然印刷をするためにデザインが必要です。業者へ横断幕・懸垂幕を注文する場合、デザインに関しては主に以下のように作成することになります。
デザインを自分で作成する
業者にいちからデザインを作成してもらう
まずは自分でデザインを作成し、それを入稿して横断幕・懸垂幕の製作を業者へ依頼するというものです。この方法に関しては、デザインを自分で作成することになるため当然その分の費用はかかりません。
しかし、これにはイラストレーターやフォトショップといったソフトが必要な場合が多いです。そのため、デザインを作成する環境が整っていないという方もいるでしょう。また完全にオリジナルデザインにするといっても、やはりしっかりしたものを製作したいという方も多いはず。
その場合は、デザイン作成から横断幕・懸垂幕の製作までまとめて業者へ依頼することになります。ここで必要になるのが、デザイン費用です。
デザイン費用としては、以下を参考にしてください。
横断幕・懸垂幕のデザイン費用例 | |
初回料金 | 約2,000円~約5,000円 |
修正料金 | 数回は無料 それ以降は約1,000円/1回 |
そしてこのデザイン費用が、横断幕・懸垂幕の価格が変動する要素になるのです。上記の表でデザイン費用をご紹介しましたが、あくまでもこれは目安となります。というのもデザイン費用というのは、業者によってその設定がさまざまなのです。
たとえば、そもそも横断幕・懸垂幕の料金にデザイン費用が含まれている場合もあります。また文字だけの簡単なデザインなら無料、文字と写真加工など複雑さの増したデザインなら〇〇〇円、という設定となっている場合もあるのです。
このように、デザイン費用というのは業者ごとで設定が異なります。そのためオリジナルデザインの横断幕・懸垂幕の製作を業者へ依頼するという場合には、これによって価格が変動することになるのです。
加工
横断幕や懸垂幕を製作する上では、ひもやロープで固定できるようにしたりほつれが生じないようにしたり、使用しやすいように基本的には加工を施します。まずはどのような加工方法があるのか、以下で確認してみましょう。
加工方法 | どんな加工? |
ハトメ加工 | 横断幕・懸垂幕を設置する際にひもやロープを通す穴を作る |
棒袋縫い加工 | 横断幕・懸垂幕の上下にポールを通すために筒のように縫製する |
ロープ縫込加工 | 横断幕・懸垂幕の強度を上げるために周辺にロープを入れて縫製する |
ウェルダー圧着加工 | 横断幕・懸垂幕の強度を上げるために周辺を高周波で熱圧着する |
横断幕・懸垂幕の加工には上記のようなものがあげられます。そして気になるこれらの加工費用ですが、これもまたデザイン作成料金と同じなのです。
つまり、業者によって設定が異なる、ということ。ただし、上記のような基本的な加工に関しては無料でおこなってくれるところが多いようです。
とはいえ、オリジナルの横断幕・懸垂幕を製作したい、という場合にはその仕様も変わってきて、これにあわせて加工方法も変わってくるでしょう。そうなると、別途費用が発生することもあるのです。
横断幕・懸垂幕の価格は、基本的にはその生地素材、そしてサイズによって決まります。しかし前述でご紹介した設置、そして上記のようなオリジナルデザインや加工という要素によっても変動することがあるのです。
そのため、製作したい横断幕・懸垂幕の具体的な価格が知りたい、という場合は業者に見積りの依頼をするようにしましょう。ちなみに当サイトの看板110番では横断幕・懸垂幕の製作ご依頼に対応しており、かつ見積りは無料となっています。そのため、横断幕・懸垂幕の価格が知りたい、という場合にはぜひご相談ください。
4.横断幕・懸垂幕を安く製作・注文するコツ
横断幕・懸垂幕の製作を業者へ依頼する上では、できるだけ安く済ませたい、と考える方が多いはず。そこでここでは、そんな横断幕・懸垂幕を安く注文するコツをご紹介します。
それが以下のようなもの。
複数の製作依頼をする
デザイン案を自分で入稿する
相見積りをおこなう
まず安く製作するコツとしては、複数同時に業者へ依頼する、ということがあげられます。こうすることで、業者によっては割引が適用されて、横断幕・懸垂幕1枚あたりの単価を安く済ませられることがあるのです。
また、デザイン案を自分で作成して入稿する、ということも横断幕・懸垂幕を安く注文するコツとしてはあげられます。デザイン作成を自分でできない場合でも、ワードやエクセル、また手書きなどのデザイン案を入稿することで、いちからの依頼よりは安く済ませられることがあるのです。そしてこの方法によって、自分の希望を伝えつつ、それをもとにプロのアドバイスを受けられるというメリットもあります。
横断幕・懸垂幕を安く製作するコツとしては、上記のようなことがあげられるでしょう。なお忘れてはいけないのが、相見積りをおこなうということ。
横断幕・懸垂幕の価格は一律というものではなく、業者によって大きく異なることもあります。そのため、どこの業者への注文依頼が横断幕・懸垂幕の価格を安く済ませられるのかを知るためにも、相見積りをおこなうことが大切なのです。
なおこの相見積りは、自分でおこなおうとすると業者探しからはじめなければならないため、なかなかに面倒に感じますよね。そのようなときにも、当サイトの看板110番が非常に便利なのです。
というのも看板110番では、加盟業者の相見積りに対応することができるため。そのため、手軽に業者の横断幕・懸垂幕の価格を比較することができるのです。なお、この相見積りに関しても無料でおこなうことができるので、ぜひお気軽にご利用ください。
5.横断幕・懸垂幕の選び方|設置環境・サイズ
どのような横断幕・懸垂幕を製作すべきか、ということを検討する上では、ここまでで見てきたように価格という点ももちろん大切です。しかし、実際に使用するときのことをしっかりと考えることも大切となります。
そこで最後にここでは、横断幕・懸垂幕の選び方を簡単にご紹介します。
設置環境→屋内か屋外か
横断幕・懸垂幕を選ぶ際には、どのような環境・場所で使用するのか、ということが大きく関係してきます。というのも、本記事でもすでに触れていますが、屋内なのか屋外なのか、という点において適した生地素材は異なってくるため。
上記のポイントを考えていないと、屋外で使用するのに屋内向きの生地素材にしたがためにすぐ破れてしまった、なんてことにもなりかねません。そのため、このことに関してはしっかりと考える必要があるのです。
各生地素材に関しては上記にて詳しくご紹介しているので、気になる方は再度確認しておきましょう。
サイズ→設置環境にあったものを
横断幕・懸垂幕はサイズによって価格が変わります。しかし、価格だけにとらわれていてはいけません。使用する上で適したサイズなのか、ということにもしっかり目を向けるようにしましょう。
なおこのサイズに関しては、前述の設置環境というポイントにも関係してきます。というのも、屋内でスポーツの試合の応援として使用する場合、屋外で宣伝広告として使用する場合では、適したサイズが変わってくるため。
屋内で使用する場合は、基本的には縦横が1:3という比率がよいとされています。一方屋外で使用する場合は、長さが3,000mm以上というサイズが望ましいとされているのです。
なお、これはあくまでも参考サイズ。そのため、こんなところで使用するつもりだけどサイズはどれがよいのか、ということは現地を見るなどしてしっかりと検討するようにしましょう。
6.まとめ
横断幕・懸垂幕の価格は生地素材とサイズはもちろん、デザインや加工という要素によっても変動することがあります。また、高所に設置する、といった場合にはこの費用も別で発生するため忘れないようにしましょう。
なお当サイトの看板110番では、これらの製作~設置までをまとめて対応可能で、かつ横断幕・懸垂幕の価格は税込28,400円からと非常にリーズナブルとなっています。さらに横断幕・懸垂幕の価格を安くするコツとしてご紹介した相見積りに関しても無料となっているので、ぜひご利用ください。
横断幕・懸垂幕を製作する上では価格もそうですが、あわせて実際に設置環境に適した生地素材やサイズにすることも大切です。これらを総合的に考慮して、最適な横断幕・懸垂幕を製作しましょう。