お店にとって、看板というのはとても重要なものです。看板は、お店に入るかどうかお客様が決めるきっかけにもなります。お店の顔ともいえる大切な要素ですので、よく考えて作りたいですね。
ですが、大掛かりな看板を設置するには、費用も時間もかかり大変です。そこで、スタンド看板という選択肢があります。スタンド看板というのは、店先などに手軽に設置できるような、置くだけの看板のことをいいます。
今回は、そのスタンド看板のなかでも人気の三角看板(A型看板)について紹介します。なぜ三角看板が人気なのか、どんな種類があるのか、デザインの選び方などを解説しますので、ぜひ読んでみてください。
三角看板が人気の理由は?
スタンド看板のなかでも、なぜ三角看板が人気なのでしょうか。
じつは三角看板には、ほかのタイプの看板にはないさまざまなメリットがあるのです。ポイントをふまえながら紹介していきますので、ぜひ看板選びの参考にしてくださいね。
コンパクトで移動しやすい
スタンド看板が選ばれるポイントのひとつとして、移動させやすいという利点があります。
スタンド看板は、設置したらそのままのほかの看板と違って、店先に出したり店内にしまったりすることができるのです。とはいえ、その際にいちいち手間がかかるものは面倒くさいですよね。
三角看板なら、開店時の忙しいときでも、さっと広げて重しを置くだけで設置ができます。コンパクトにたためるので、店内にしまうのも簡単です。たたんだあとはスペースもとらないので、限られたスペースの店内でも邪魔にもなりにくいです。
設置費用が安い
新たな設備を作るとなると、やはり気になるのは費用ですよね。間違いなく人目につくような大掛かりな看板を作ろうと思えば、当然費用もかさんでしまいます。
その点、三角看板はほかの看板と比べて、設置費用が非常に安くなっています。作りがシンプルで、設置のための大規模な工事なども必要ないため、コストをおさえることができるのです。低いコストで高い効果を狙えることも、人気の理由のひとつといえるでしょう。
好きなデザインを選べる
三角看板は作り自体が非常にシンプルなので、さまざまなデザインに応用することができます。また、例えばカードケース式といって、簡単に掲載内容を差し替えられる便利な仕組みがあるものもあります。
カードケース式や書き込み式にすれば、飲食店の日替わりメニューや不動産情報など、頻繁な変更にも対応できますね。さまざまなデザインのなかから自分のお店にあったものを選べるというポイントも、三角看板が人気である理由のひとつといえるでしょう。
三角看板にはどんな種類があるの?
三角看板は幅広いデザインがあるだけでなく、材質もさまざまなものから選ぶことができます。材質によって雰囲気はもちろん、耐久性やメンテナンスの手間なども変わってきます。
お店の外観は第一印象を左右するため、看板も正しいメンテナンスでキレイな状態をたもちたいものです。それぞれの材質がどのような特徴をもっているのか、看板を選ぶ前に確認しておきましょう。
スチール
スチールは、看板の材料としてはオーソドックスなものといえます。雨風にさらされる看板用のスチールは、サビを防ぐように作られています。店先になにかを掲示したいときに、マグネットをつけられることもメリットでしょう。
しかし、丈夫に作られているとはいえ、細かい傷からサビが生じることもあります。から拭きでこまめにホコリと水分を取り除いてメンテナンスをしましょう。また、スチールは重たいので、設置・撤去をするときの取り扱いには気をつけましょう。
耐食性が高いステンレス
ステンレスは丈夫なだけでなく、耐食性がありサビに強い金属です。三角看板に使われる材料のなかでは、とくに長もちするものといえるでしょう。
メンテナンスはスチールと同様、から拭きでホコリと水分を取り除くだけで基本的には問題ありません。もしサビが発生しても、少量のクレンザーで落とすことができます。ただし、やはりスチールと同様に重いため、扱いには注意が必要です。
軽くて扱いやすいアルミ
アルミは、ほかの金属と比べて非常に軽いという利点があります。同じ量で比べると、ステンレスの半分以下ほどの重さしかありません。そのため、設置や片づけを簡単におこなうことができます。
また、ステンレスと同様にサビにも強いため、から拭きでホコリと水分を取り除くだけのメンテナンスで問題ありません。しかし、ステンレスと比べて軽い分、強度は劣ってしまいます。移動させるときには破損させてしまわないよう、丁寧な扱いを心がけましょう。
アルミ複合板
アルミ複合板は、アルミで発泡材をはさんだものです。軽いうえに強度があり、劣化しにくいというメリットがあります。また、加工がしやすいため、自分好みにカスタマイズできるという点もうれしいです。サビにも強いですが、ホコリをふき取る程度のメンテナンスは欠かさずおこないましょう。
やさしい印象の木材
木材は、金属と違った特別な雰囲気を演出できます。自然由来のあたたかみを感じられる見た目は、お店の印象もやさしいものにしてくれるでしょう。長く使った木製の看板には経年劣化のダメージもあらわれますが、それも味になるのが強みといえます。
しかし、どれだけ魅力的でも劣化は劣化です。木材は水に弱いため、水滴が残ったまま放置すると染みや反り、ひびわれ、カビなどの原因になってしまいます。破損につながる前に、日ごろから小まめに水分をふき取っておきましょう。
三角看板の選び方
これだけ多くの種類があると、結局どのような材質でどういったデザインの看板にすればいいのか、迷ってしまうと思います。ここからは、お店の種類と看板の組み合わせの例をいくつか挙げていきます。どんな看板が自分のお店にぴったりか、想像してみてください。
【カフェ】手書きできる木製看板
カフェのようなお店には、気持ちが落ち着くような木製の看板をおすすめします。お店の雰囲気に合わせて、手書きで制作してみるのもいいでしょう。親しみやすい雰囲気を出すために、チョークボードを使うのもいいかもしれませんね。
【サロン】品のあるステンレス看板
ヘアサロンやエステティックサロンなどの三角看板は、金属製のもので清潔感を出すのがいいでしょう。シンプルですっきりした看板だと、かっこよく決まるのではないでしょうか。ステンレスやアルミであれば、手入れも簡単なのでおすすめです。
【不動産】物件を見やすい横長看板
不動産などの場合、掲載したい情報が多いので看板が横に長くなりがちです。そのようなときは、加工が簡単なアルミ複合板で看板を作ってみましょう。
大きくても軽いうえに強度もあるので、人目につく店先に設置するには最適ではないでしょうか。また、情報を差し替えやすいようにカードケース式にするのもいいかもしれません。
迷ったらプロに相談してみよう
三角看板にはほかにもたくさんの材質や機能があり、非常に多くの選択肢があります。自分でお店に適した看板を作る自信がないという方は、まずプロに相談してみてはどうでしょうか。看板を作るにあたって助けになってくれことでしょう。
ですが、看板業者にもたくさんの業者があり、「どの業者がいいのか分からない!」と悩んでしまうのも当然です。そのようなときは、それぞれの業者のサイトで実績を確認してみましょう。数ある業者のなかから、自分に合った業者を見つける判断材料になります。
また、複数の業者から相見積りをとることも大切です。費用の内訳をはっきりと提示して、あとからの料金変更もないと明言している業者であれば、信頼することができるでしょう。お店にとって大切な要素である看板は、信頼できる業者と一緒に作っていきたいですね。
まとめ
お店に看板が必要になったときには、三角看板の設置を検討してはいかがでしょうか。シンプルな作りの三角看板であれば、設置の手間も費用もすくなく済ませることができます。また、デザインも幅広いため、お店にぴったりの看板を見つけられるでしょう。
三角看板はデザインだけでなく、素材にもさまざまなものがあります。必要なメンテナンスにも違いがあるので、キレイな状態で長く使うためにも正しい取り扱い方を知っておきましょう。
「どんな看板がぴったりなのか、自分だけでは判断が難しい!」という場合には、業者に相談してみるのもいいでしょう。お店の第一印象を決める大切な看板は、しっかりと考えて作りたいですね。